〒194-0045
東京都町田市南成瀬1丁目8-21
成瀬メディカルビル3階
睡眠時無呼吸症候群(SAS)外来のご案内
「いびき」は病気のサインかもしれません。ぐっすり眠っているはずなのに、日中に強い眠気を感じたり、いびきが大きいと指摘されたりしていませんか?
それは「睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)」の可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠中に何度も呼吸が止まったり浅くなったりする病気で、10秒以上の無呼吸が一晩に何十回〜何百回も繰り返されることがあります。
この繰り返しにより、体が十分な休息をとれず、以下のような不調を引き起こします。
主な症状
- 大きないびき、呼吸が止まる
- 夜間の頻繁な中途覚醒、トイレに起きる
- 起床時の頭痛、口の渇き
- 日中の強い眠気や倦怠感
- 集中力の低下、仕事・学業のパフォーマンス低下
- 性格変化(イライラ、抑うつなど)
※自覚がない場合も多く、ご家族やパートナーの指摘で気づくこともあります。
放置するとどうなる?
SASを放置すると、高血圧・糖尿病・心筋梗塞・脳卒中・不整脈など、命に関わる重大な合併症を引き起こすことがあります。
また、交通事故のリスクも高まるため、早期診断と治療が非常に重要です。
当院での診療の流れ
①問診・診察
- いびきや日中の眠気の有無、生活習慣、既往歴などを確認します。
②検査(自宅での睡眠検査)
- ご自宅で簡単に装着できる検査機器を使い、一晩の睡眠中の呼吸の状態を測定します。
検査結果は後日、医師よりご説明します。
入院での検査 比較項目 ご自宅での検査(当院おすすめ) 1~2ヶ月先 検査までの期間 患者様のご都合で検査日時設定 約3~50,000円 費用
(保険3割)3,000~10,000円 精密(PSG)検査対応の施設
※病院やクリニック等慣れないベッド・環境で検査検査場所 患者様のご自宅
※慣れている環境で検査・平日の検査が多い為仕事の調整が必要
・多数のセンサーやコードを装着する必要有その他 ・いつでもできるため仕事の調整が不要
・簡単なベルトとセンサーをつけるだけ検査でわかること ・睡眠呼吸障害・過眠症・概日リズム睡眠障害・睡眠時随伴症 診断できる疾患 睡眠呼吸障害 脳波・眼球運動・節電図 睡眠・覚醒・睡眠深度 脳波・眼球運動・節電図 無呼吸・低呼吸の評価・胸部及び腹部の喚気運動・食道内圧 呼吸状態 無呼吸・低呼吸の評価・胸部及び腹部の喚気運動 SpO2値の変化 動脈血酸素飽和度 SpO2値の変化 EtCO2 呼気終末炭酸ガス ー 不整脈や心拍数変化、血圧変動 循環機能 ー いびき・CPAP圧・四肢の動き・体位・体動 その他 いびき・体位・体動 ③治療方針の決定
- 重症度や生活背景に応じて、以下の治療を提案いたします。
主な治療法
CPAP療法(持続陽圧呼吸療法)
就寝中にマスクを装着し、空気を送り込んで無呼吸を防ぐ標準的な治療です(保険適用)。
マウスピース治療
軽症の方やCPAPが合わない方に適応。歯科との連携が必要です。
生活習慣の改善
減量、飲酒の制限、睡眠姿勢の工夫など、日常生活の見直しも重要です。
外科的治療
扁桃肥大・鼻中隔弯曲症などが原因の場合、耳鼻科的処置が検討されます。
よくあるご質問(FAQ)
Q. いびきがあるだけで、検査を受けるべき?
A. 大きないびきがある方、日中に眠気が強い方、家族に呼吸停止を指摘された方は一度ご相談ください。
Q. CPAPは一生使うの?
A. 減量や生活改善により、使用が不要になるケースもあります。ただし、重症の場合は継続が推奨されます。